2011.11.27カメラによる観測

10月21、22日に久米島の儀間川流域で観測用に設置しているカメラのメンテナンスを行いました。現在は、儀間川の支流に1ヶ所、ベチパーを植え付けたサトウキビ畑に2ヶ所に設置しています。このカメラは自動で定期的に写真の撮影をするため、赤土の流出の状況や、ベチパーの成長の状況を毎日記録しています。

今回は、8月の台風で固定していたカメラが動いてしまったため再度固定し直して、データの回収と電池の交換を行いました。話には聞いていましたが、カメラが全然違う方向を向いてしまい、沖縄の台風の威力を実感しました。

これらの写真を使って久米島の現状を伝えていければと思います。


カメラで自動的に撮影したベチパーの成長の様子
上から2011年6月12、6月19日、6月28日、7月5日の写真
20110612_sakugawa.jpg20110619_sakugawa.jpg20110628_sakugawa.jpg20110705_sakugawa.jpg

(国立環境研究所 石原光則)
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2011.03.03久米島の土地利用変化把握のための聞き取り調査

2011年2月23日(水)~3月3日(木)に、久米島の土地利用の変化と自然との関わりの変化を把握するための聞き取り調査を実施しました。

 久米島応援プロジェクトでは、過去から現在、そして将来の土地利用図を作成し、土砂流出モデルに入力し、赤土流出の様子を復元・予測することを試みています。そして、より効果的な対策を地域ぐるみで進める必要性を考えるきっかけにしていきたいと考えています。

 過去の土地利用図の復元では、戦前、戦後、沖縄復帰、農業形態が変化した時期の空中写真や衛星データなどを用います。こうしたデータに加えて、地域のお年寄りからの情報も土地利用図の復元には大変貴重な知見となります。

 そこで、1923 年から2010年までのいくつかの年代の久米島の地図や空中写真や衛星画像を携えて、老人会のサロンなどを行脚し、戦前から戦後にかけての久米島の方々の主食や農業の変化、昔のおかず採り、浜下りやアブシバレーなどの行事のことなどを中心に聞き取りました。訪れた字は全部で15か所。ちょうど製糖期のシーズンで、サトウキビの収穫に大忙しの時期と重なりましたが、どの字でも歓迎してくださり、貴重なお話を伺う事が出来ました。

老人会サロンでの聞き取りはこんな感じ。
IMG_3925.jpg

ときにはゲートボール場にも出向いて休憩中にお話を伺ったり。
IMG_4517.jpg

タイモ畑を実際に案内していただいたり。
IMG_4001.jpg

今回の調査の結果は、過去の土地利用を復元だけでなく、昔の生活や自然観に根差した活動にも繋げていければと考えています。今回の調査では、福祉課担当者、社会福祉協議会の方々をはじめ、本当に多くの方にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
(日本学術振興会特別研究員・お茶の水女子大学 深山直子/国立環境研究所 山野博哉・浪崎直子)

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2010.12.22日本サンゴ礁学会で成果発表1「久米島農地流域における赤土等流出モニタリングとモデリングについて」

DSCF3727.jpg12月3日(金)に第13回サンゴ礁学会全国大会(開催地:茨城県つくば市)において、「久米島農地流域における赤土等流出モニタリングとモデリングについて」と題して口頭発表を行いました。

発表では、まず、今年2月より儀間地区の土地改良区小流域で実施している赤土等流出連続観測の概要を紹介しました。次いで、同流域に適用した土砂流出モデル計算結果に基づいて、収穫後の裸地状態が長く続く夏植え1年目のサトウキビ畑が主な赤土流出源となっている現状を報告しました。

さらに、このような夏植え1年目のサトウキビ畑からの赤土流出を抑える対策として、モデルを用いたシミュレーションから緑肥(収穫後の畑にクロタラリア等緑肥植物を育てることで土壌を被覆し、降雨による赤土の流出を抑制する手法)が非常に効果的であることを紹介するとともに、緑肥適用コストの試算結果から、農家の方達が播種やすき込み用の機械を共同利用出来る等の仕組みを作ることによって比較的低コストで実施し得る可能性が高いことを報告しました。

(国立環境研究所 林 誠二)
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