2011.11.27カメラによる観測

10月21、22日に久米島の儀間川流域で観測用に設置しているカメラのメンテナンスを行いました。現在は、儀間川の支流に1ヶ所、ベチパーを植え付けたサトウキビ畑に2ヶ所に設置しています。このカメラは自動で定期的に写真の撮影をするため、赤土の流出の状況や、ベチパーの成長の状況を毎日記録しています。

今回は、8月の台風で固定していたカメラが動いてしまったため再度固定し直して、データの回収と電池の交換を行いました。話には聞いていましたが、カメラが全然違う方向を向いてしまい、沖縄の台風の威力を実感しました。

これらの写真を使って久米島の現状を伝えていければと思います。


カメラで自動的に撮影したベチパーの成長の様子
上から2011年6月12、6月19日、6月28日、7月5日の写真
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(国立環境研究所 石原光則)
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2011.11.10久米島小学校5年こども環境会議〜未来の儀間川を考える〜

11月7日(月)、久米島小学校5年の授業の中で「こども環境会議」を実施しました。

会議のテーマは、「未来の儀間川を考える」。議題は4つ。
1.これまでの授業(おじいおばあの昔の話、久米島ホタル館の話)で、思ったことや気づいたことは?
2.今と昔の違うところや同じところ。今よりも昔の方が良いと思うところは?その逆は?
3.どんな儀間川にしていきたい?
4.そのために、みんなは何ができる?

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1学期におじいおばあにインタビューした昔の儀間川のお話、2学期に久米島ホタル館館長に教えてもらった儀間川生きもの調べの授業を振り返りながら、「昔の儀間の海には砂浜があり馬を走らせていた」、「昔はシイの実でミソを作った」、「外来種が入って久米島の生きものが減っているので、なんとかしないと・・・」などなど、驚いたことや印象に残ったことを出し合いました。そして、「テナガエビは今もいる」、「昔はナチュラを必ず食べさせられていた・・」など、今と昔の生活を比較。

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そうした情報をもとに、未来はどんな儀間川にしていきたいか、そのためにみんなは何ができるかを話し合いました。理想の川は、「赤土が流れない、生きものがいっぱいいる、人や生きものの両方にめぐみを与える、みんなで遊べるきれいな川」。そしてそのためにみんなができることを考えます。久米島ホタルの会の佐藤直美さんが、「具体的にもっと考えよう、ベチバーを植えるならどこに植えるの?ベチバー以外の方法はないの?」と問いかけて、「裸の畑に植物を植える!」、「下水の排水溝の近くにベチバー植える」といった意見が。子どもたちから赤土だけでなく、下水のこと、外来種のこと、ゴミのことなど幅広い視点での意見が挙がりました。

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最後に担任の先生が子どもたちに問いかけながら話してくださったことが、思いがこもっていて、とても心に響く言葉でした。

先生「みなさんのいまできることは何かな?お金は厳しいさー、働いてないから。」
(しばらく沈黙・・・)
子ども「わかった、まずは地図を書いていく!!」
先生「地図書いてどうするの?」
子ども「地図書いて知らせる!」
先生「うん、まずはこれが大事だよね。きれいな川をわかる人を増やすこと、いまみなさんは、昔の話も聞いて、きれいな川もわかってる。いまの皆さんならできるんじゃないの?まずは伝えることが大事じゃないかなって先生は思いました。」

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※議長がもっている「ピカチュー」がこの会議のマイク代わり。

この授業で学んだことは、儀間川の過去・現在・未来の地図としてまとめ、来月に2回発表会を開き地元の方に子どもたちからのメッセージを伝えます。1回目は、12月11日(日)11時〜11時半、久米島産業まつりの久米島応援プロジェクトブースにて。2回目は、12月13日(火)14時〜15時半儀間公民館で発表します。儀間区長さんからも、「これは本当に大事なこと。がんばってください。」とエールをもらいました。さぁ、これから発表準備の追い込みです!

(国立環境研究所 浪崎直子)
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2011.10.21久米小学校5年「儀間川での生きもの調べ」

10月20日(木)、前回天候不良で延期となった儀間川での「生きもの調べ」の授業を、久米島小学校5年生の総合的な学習の時間で実施しました。今回のお天気は快晴、体験学習にぴったりの日です。

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今回も久米島博物館の佐藤文保さんとホタルの会の佐藤直美さんを講師に、1学期の老人会のみなさんに案内していいただいた山田橋と、河口に流れ込む支流の2個所で生きもの調査を実施。山田橋のたもとでは、子どもたちが川に入ると赤土がまきあがってしまい、水が濁ってなかなか生きものを探すのが難しかったのですが、ホンジンテナガエビやトゲナシヌマエビ、アヤヨシノボリやルリボウズハゼなど珍しい魚を見つけることができました。小学校5年生の子どもたちはもう大はしゃぎ、めいいっぱい楽しんでくれました。

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次の日には、発表会に向けてのまとめの授業を実施。子どもたちは儀間川の生きもの調べで見つけた生きものの情報を、手元の「現在の地図」に書き込んでいきました。同時に1学期の老人会インタビューで得た情報から「過去の地図」もつくります。そしてこれらの一次情報からできた過去・現在の地図をもとに「過去・現在・未来」の儀間川の大きな地図にまとめていく作業を始めました。発表に向けて、いまの儀間川と昔の儀間川の様子を理解する上で欠かせないもの、特に伝えたいものについて話し合い、一枚の地図を完成させていきます。その結果、未来の儀間川どうなっていてほしいのかについても話し合い、地図として製作していきます。

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発表会は、12月13日14時〜開催することが決まりました。また12月11日の産業まつりでも、久米島応援プロジェクトのブースでも発表してくれる予定です。儀間区長さんはじめ、インタビューに答えてくださった儀間老人会の方々など、多くの方がこの発表を楽しみにしています。久米島小学校5年生のみんな、発表準備がんばろうね。

(国立環境研究所 浪崎直子)
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2011.10.06久米島小学校5年総合的な学習の時間「川の生きもの調べ」

10月5日(水)、久米島小学校5年生の総合的な学習の時間で、久米島博物館の佐藤文保さんとホタルの会の佐藤直美さんを講師にお迎えして、「川の生きもの調べ」を実施しました。残念ながら当時は大雨と雷のため、予定していた儀間川での生きもの調べは断念。予定を変更して、すぐに建物の中へと避難できる久米島ホタル館の前の浦地川で生きもの調べを実施しました。

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浦地川では、湿地と流れのある川の2個所の生きものをそれぞれ別々に採取し、捕った生きものは水槽に入れて、佐藤文保さんに解説いただきながらじっくりと観察します。湿地ではゲンゴロウの水生昆虫やトンボの子どもであるヤゴ、川ではテナガエビやユゴイなど、雨の中でしたがたくさんの生きものが採取されました。流れのない湿地と流れがある川、それぞれに棲んでいる生物と五感で感じた環境を比べて、それぞれの場所にはそれぞれに適した生物が棲んでいることを学びました。

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その後は、久米島ホタル館のすぐ上にある畑で赤土対策をしている場所を見学。1学期に儀間の畑で植えた「ベチバー」も、同じように植えられていました。「グリーンベルトや赤土を溜める沈砂地をつくって赤土対策をすることで、ホタル館の川には生きものがたくさん棲む川に変わったんだよ、儀間川も儀間のみんなで対策していけば生きものが多く棲む川に変えられる」と佐藤直美さんが子どもたちにお話しされました。発表会に向けて、地図にまとめるための生きものの絵を描いて終了しました。

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今回予定をキャンセルした「儀間川での生きもの調べ」は、また日を改めて実施する予定です。1学期から続くこの総合的な学習の時間の成果は、儀間老人会と12月11日の久米島産業まつりで発表する予定ですので、ご期待ください。

(国立環境研究所 浪崎直子)
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2011.08.29第5回連続講座終了しました

2011年8月26日(金)、第5回連続講座「地域の魅力を地図にして〜宮崎県綾町の照葉樹林の森で地域づくり〜」が終了しました。

久米島応援プロジェクトでは、環境保全と地域活性の両立を目指して活動を展開しています。今回は、他地域の事例を紹介するため、「てるはの森の会」事務局の相馬美佐子さんを講師にお迎えして、宮崎県綾町での照葉樹林の森で地域づくりのお話を伺いました。

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また、同時開催した小学生対象体験クラフト「久米島の生きものの絵をかいて、木製バッチをつくろう!」では、写真のような木製バッチを作成。

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講演会の次の日には、久米島ホタルの会のホタレンジャーのみなさんが、人形劇を見せてくださったり、ニブチの森を案内してくださったりと、心のこもったおもてなしで歓迎してくださり交流を持つことができました。
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(国立環境研究所 浪崎直子)
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